『はぁ~』


俺は家でペラペラと雑誌をめくりながら
ソファでゴロゴロして過ごす。


最近の俺の日課だ。



学校が終われば家へ真っ直ぐ帰る。


前なら零の家へ遊びに行ったりして

家でまったり過ごすなんてできなかった。



やっぱり彼女がいるといないとでは大きいな…。



そんなことを考えていると


【~♪~♪~】


着信音が鳴りだした。



携帯の液晶を見ると知らない番号から。


『もしもし??』


不審に思いながらも通話ボタンを押す。


向こうから声がする。


どっかで…聞いたことある声だな…。



『朝倉…秋平先輩ですか??』


そう言われて俺は思い出した。



この声の主を。