「しゅーへい。

彼女とは順調?!?!」


あれから何時間経ったのだろうか。


とにかくバカみたいに笑って


バカみたいに酒を飲んでいる俺たち3人。


そして、かなり酔っぱらった美希が俺に絡んでくる。


『彼女??

んなもんいねぇよ。』


俺はそう言って残っていた酒を飲み干す。


「えっ?!別れたの?!?!」


なぜかパァーと明るくなる美希の顔。


祐司はそんな美希を見てなぜか楽しそうに笑っている。


『そうそう。


コイツ、振られちゃったんだよ、可愛い年下の彼女に。』


ニヤニヤと笑う祐司。


コイツ…最高にウザイ。


「秋平の彼女って年下だったの?!」


驚いて目を丸くする美希。


『あれ?何歳年下だっけ??』


祐司は俺に話しを振ってくる。


だけど俺はシカト。



絶対言わない。



もう零のことにふれるんじゃねぇよ。


俺は忘れたワケじゃないんだ。



零のこと、まだ吹っ切れたワケじゃないんだ。



お酒のせいか、なんのせいか分からないが



急に泣きそうになった。