『俺はそのまま黙っておくことにした。



でな、この学校に就職が決まって久しぶりに美希に会った。


俺はもう別れ話をするつもりだったんだ。



でも美希がずっと話してて俺は言うチャンスを逃してた。



そのまま夜になった。



帰り道に俺はついに言ったんだ。




”お前は俺じゃない誰かと居たいんだろ?


別れてほしいだろ…??


ごめんな、構ってやれなくて。


じゃあな。”


って。



俺は美希に背を向けて家に帰ろうとしたんだ。


でも美希が



”イヤ!!!!!


別れたくない!!


秋平とずっとに居たいの!!


ごめんね…秋平。”


って叫んでるんだ。



でも俺はもう美希にそういう感情はないし、
それに裏切られたワケだし…。



全然やり直すつもりはなかった。


だから、俺はそのまま帰って行ったんだ。



これが俺と美希の終わりだった。』



ふぅ~と俺は息を吐きだした。


あんときは全然泣けなかったんだよな。



やっぱり好きじゃなかったからかな…??