「先生ってホントに女心ってヤツを分かってないよ。



女なんて気まぐれの生き物なんだから…。


何が起こったって不思議じゃないの。」



はぁ~と大きな溜め息をつく藍葉。


なんだそれ…。




『まっ分ったよ。




気をつければいいんだろ?

気をつければ……。』


俺は適当に答える。



そのあと藍葉は部活があるから帰った。



『大和は帰らないの??』



俺は誰も入ってこらないように鍵を閉める。



『ちょっとさっきの話聞かせてよ。』



『さっきの話??』


首を傾げる俺。



『なんて言ったっけ…??

み、美希さん??



なんで別れたのか教えてよ。』



大和はなぜか真剣な顔つき。


俺は話を逸らすことができず仕方なしに話始めた。