『さぁ~?どうだろうな。』



今にも吹き出しそうで笑いを堪えるのに精一杯だった。



「『マジなの?!?!?!』」



驚いた2人の声はみごとハモった。



やっぱり…おもしれぇ。



『お前らは俺がそんなことするように見えるか??』




俺はちょっと真剣な顔をする。


「『見える!!!!』」


またもハモった藍葉と大和の声。



そんなことでハモるなよ…。



『ヒドイな、2人して。



そんな噂を信じるとは………。』




俺ははぁ~とわざと大きな溜め息をつく。



「だって先生が否定しないから…。



ねぇ?大和……??」



大和はウンウンと頷く。



まあ…それは言えてるか。



『残念ながら俺、彼女いねぇし。



まっでも女が俺んちに入ったのはホント。』


安堵の顔をした2人はまた眼を丸くした。