始業式も終り俺は藍葉に言われた通りに調理室へ行った。




しばらくすると


「『こんにちわぁー』」

と、元気な声とともに藍葉と大和がやってきた。



『で、なんだよ?話って…?』


藍葉は偉そうに腕を組む。




「先生さ、ある噂が流れてるんだけど…


知ってる??」



まさか…あの話か??




『いや。知らない。』


あえて知らないフリ。



「先生のマンションへ
女の人と先生が仲良さそうに入って行った。



って、言う根も葉もあるかも知れない噂なんだけど…?」



なんで”仲良さそうに”って言う単語がプラスされているんだ??



『で、それがどうしたんだ??』


俺はあたかも本当かのような反応をしてみせる。



藍葉と大和の反応が気になるからな。



『おい、秋平先生。


まさか…本当じゃねぇよな??』


キタ……………



もうちょっと楽しんでも罰は当たらないよな??