「ちょっと朝倉さん!!!」

始業式の朝。


いつも通りに学校へ行くと


『なんだよ…藍葉。』


藍葉に止められた。


「今、朝練の最中だから…。


でさ、始業式のあと大和と調理室行くから居てよ!!」


最後に俺の肩にポンと手を置き藍葉は練習に戻った。


なんだ…アイツ??


と、首を傾げながら職員室へ行く。


「朝倉先生、1つ聞いてもいいですか??」


水谷先生は俺の顔を見るとすぐに口を開いた。


『なんですか??』



「先生ってまだ西城零のこと好きですよね?」


な、なにをいきなり…。


それにそんなの考えるまでもなく


『未練たら男ですから。』


好きですよ。


忘れられるワケがない。