『朝倉先生、ビックリしました??』


職員会議が終わったあと伊藤先生が近づいてきた。


俺ははい、と小さく答える。


『ここだけの話、副担任って選べるんですよ。


で、朝倉先生がよかったんで……。

勝手なコトしてすいません。』


笑いながら謝る伊藤先生。


「私、隣のクラスの副担任ですからね。」

隣から話に加わる水谷先生。


『で、これが今年のうちのクラスの名簿です。』


伊藤先生は俺に1枚の紙を渡す。


俺はざっと目を通すと


まず10番代に大和の名前。


そのまま下へ行くと


『…………………?!?!』


……どうして?


……どうしてなんだ?


『どうです??

ビックリしました?』


と、伊藤先生。


水谷先生は伊藤先生の言葉に反応して


「見せてください。」


と、言って紙を覗いた。