頭に突然強烈な痛みが走ったのだ。

「大丈夫?瑠緒!!」

大きな声を出してしまったため、裏側にいた美香が駆け寄ってきていた。

「うっうん。ちょっと頭痛がしただけ。」

美香には心配かけたくない。私は平然を装う。

本当は耐えるのがやっとぐらい痛くて仕方ないのに。


そうこうしてるうちに家に着き、すぐに頭痛薬を飲む。

しばらくすると楽になったのか眠ってしまった・・・。


次の日、私は病院に行ったが、異常は無しだった。

昨日の強烈な痛みももうない。

あれは何だったんだろう?

私は普通に学校に登校した。

これから起こることも知らずに・・・。