お母さん、お兄ちゃん・・・。

今何してるの?どこに居るの?私をおいていかないでよ・・・。

前まで明るく笑いながら仲良く過ごしていたじゃない。

あの日々はどこにいったの?もうかえってはこないの?

私の目から1滴の涙がこぼれた。

すると今度は家族全員が花見をしていて笑顔で仲良くしている。あぁこれがいい。これこ
そ家族だ。

私の顔はさっきと一転し笑顔になった。それと同時に私は目を覚ました。


「なんだ。夢か・・・。」


起きたことにより現実に引き戻された。

なんだかいやな気分。私は階段を下りる。ほらやっぱり・・・。

リビングには、カップラーメンのごみやお酒のビン。お菓子の袋やティッシュのごみ。

その他いろいろがあちこちに散乱していた。

普通だと泥棒が入ったみたいに見えるくらい酷い。でもこれは父のしわざなんだ。

今の時間は午前6時50分。掃除して行ってもぎりぎり間に合うか。

そうして私はごみを片付けはじめた・・・。