~~~♪

お気に入りの音楽で
目を覚ました。



いつもと変わらない朝。



毎日、毎日同じことの繰り返しで
嫌気がさしていた。



始業式の朝いつも通りに
学校へ向かった。



校門前では、新しいクラスが発表されていた。



そのなかに自分の名前を
見つけ、教室に向かった。



あたしが入る頃には
ほぼみんな登校していた。



「藍美ーーーっ!!
一年のとき以来だよね!!
同じクラスーーーっ!!」

「超嬉しいんだけど!!
担任誰だろうね?
かっこいい先生入ってくるかな?」

「藍美の頭のなかは
そんなことしかないわけ?
もう今年は受験なんだからね!」




もうそんな歳か…。



受験なんてもっと遠い未来の事だと
思っていた。



新しいクラスの友達と
それなりに騒いで
始業式のため体育館へ向かった。