結局、私は、両親と拓海さんの思うつぼのように名前を書き、拓海さんへ手渡した…

拓海さんは「よくできた」と子供扱いし、私の腕をつかみ立ち上がらせた。


「これから、役所に行くから、一緒に来い…
 一緒に婚姻届を出すくらいの夢かなえさせてやるよ…」


そういうと、車に乗り込み、一路役所へ…


役所のお姉さんはおめでとうございますの一言を告げるとニコって笑った。



今日は、私にとって人生最悪の一日だ。