同棲?同居?居候?そんな日々も三日目。


お互い何をしているのかも知らないし、帰ってきているのかも知らない。

でも、私はそれでいいと思っていた。

どうせ、あと少しで、ここから出て行くのだから・・・



着替えを済ませ、リビングでコーヒーを飲んでいると、私の携帯がなった。


着信…母



母に何度も電話をしたのがた、つながらないでいた。


『もしもし…

 うん。分かった…』


私は、途方に暮れた…


母からの電話の内容は、

拓海さんとの結婚は決定事項だから、やめることはできない。

その結婚をやめるのであれば、大学へも行くことはできず、
私とは縁を切るというのだ。

あんまりだ。一人憤慨しているると…


「やっと、現実が分かったようだな…
 これにサインをしなさい。」


拓海さんが急に表れて、サインを迫った。

婚姻届・・・・


それには、両家の父親のサインが書かれていて、

後の空欄は私の名前だけ…