そのまま固まって動かない大志君。
やっぱり…こんな告白じゃダメだった?引いちゃった?
「…あの!?大志君?き、聞こえてた?」
ハッとして動く大志君。
『ご、ごめん。もう1回言ってくれる?』
えええぇっ!?
もう1回?
聞いてなかったって!?
「だ、だから…捨てられてもいいから…」
『そこじゃなくて!!その前っ!!』
「へ?その前?…ってどの話の事?」
『〜ッ!!美紀ちゃんの気持ちだよ!本当なの!?』
「ほ、本当って!?何が?」
大志君が聞きたい事がよく理解出来なくて、それなのにいつの間にか、近寄って来て、私の両肩を揺する大志君に訳がわからなくなって泣きそうになる。
『美紀ちゃんが!俺を好きって事!!…本当なの?』
大声で尋ねてくる大志君は至って真剣な顔。
「う、うん。本当…」
急に恥ずかしくなってきた。こんな間近で、再度好きって言ったのかと聞かれるなんて思いもしなかった。
大志君は、そのまま私から手を離してベンチの背もたれへと身体を預けるようにもたれかかって大きく息を吐き出した。
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やっぱり…こんな告白じゃダメだった?引いちゃった?
「…あの!?大志君?き、聞こえてた?」
ハッとして動く大志君。
『ご、ごめん。もう1回言ってくれる?』
えええぇっ!?
もう1回?
聞いてなかったって!?
「だ、だから…捨てられてもいいから…」
『そこじゃなくて!!その前っ!!』
「へ?その前?…ってどの話の事?」
『〜ッ!!美紀ちゃんの気持ちだよ!本当なの!?』
「ほ、本当って!?何が?」
大志君が聞きたい事がよく理解出来なくて、それなのにいつの間にか、近寄って来て、私の両肩を揺する大志君に訳がわからなくなって泣きそうになる。
『美紀ちゃんが!俺を好きって事!!…本当なの?』
大声で尋ねてくる大志君は至って真剣な顔。
「う、うん。本当…」
急に恥ずかしくなってきた。こんな間近で、再度好きって言ったのかと聞かれるなんて思いもしなかった。
大志君は、そのまま私から手を離してベンチの背もたれへと身体を預けるようにもたれかかって大きく息を吐き出した。
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