『美紀さ、彼に会ってちゃんと確認してみな。本人のいない所でこんな話してても、本当はどうなのかなんてわからないよ。』



「でも、確認して嘘つかれたら?私見抜けないよ。」


好きっていう色メガネがかかってる状態の私。きっと大志君が言った言葉を100%信じてしまう。
それが嘘だったとしても。




「………」

『………』



やっぱり、解決策なんてない。いくら話しあっても振り出しに戻る。









結局そのまま、私と綾は午後からの講義へ出るためにそのまま食堂を後にした。

彼等にこうして話をしたことは黙っていて欲しいと口止めをして席を立った。






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