そして屋上_

「あなた晴輝と別れて」

その中心には立花美香がいた。

「嫌。あたしは誰になんと言われようと別れない」

「これは警告なのよ?」

警告?

「あなたにはチャンスをあげるわ。もし文化祭が終わるまでに別れなかったら・・・」

そこで立花美香はいったん言葉を止めた。

「あなたにとって辛いことがおこるわ」

そういって立花美香と周りの女子は笑った。

「辛いことって?」

「さぁ?まぁ別れれば辛いことはまぬがれるわよ?」

「あたしはこれから先、どんなことが待っていようと絶対晴輝から離れない」