「しほりん、これは握手だよ!」

あぁ・・そういうことね。

あたしも右手を差し出した。

「そこ!話聞いてるのか!!」

先生に注意されてしまった。

「「すいません」」


「もう友達できたのか?志星は早いよなぁ~」

晴輝が後ろから話しかけてきた。

「話しかけられちゃった・・」

「さっきから男たちが志星に近づこうと必死なんだよ」

「え?」

「周り見てみ」

あたしは辺りを見回した。

そこには一斉にあたしに注がれる視線が・・・。

「・・なんで?あたしなんかに?」