「ねぇ~晴輝ぃ!今日一緒に帰ろう?」

「無理だよ。俺は志星と・・」

「さっき加藤さん「いい」っていってたじゃない~?ねぇ駄目なのぉ?」

そういいながら立花美香は勝ち誇ったような顔をした。

これにはあたしもカチンときた。

負けてなるものか!

「立花さん!さっきから晴輝にしつこいんだけど!晴輝、困ってるじゃない!」

「はぁ?晴輝のどこを見たら困ってる顔してんのよ!?あんた、そうとうのバカじゃない??ねぇ晴輝?」

「なぁ志星、さっき言おうとしてたことって何?」

晴輝は優しくあたしに聞いてきた。

「ねぇ!!晴輝無視ぃ~!?」

立花さんはしつこく晴輝に聞いている。

「あの・・一緒に帰れないかなぁと・・」

あたしがそういうと晴輝は笑った。