「お母さん行ってきま~す」

あたしは元気よく家をでた。

「し~ほ~おはよぅ~」

すると後ろから走ってきた人物。

彼女の名は安藤真奈あたしの一番の親友。

「おはよぅ~。真奈は朝から元気だねぇ」

「何言ってんの?あんたが元気ないだけでしょ~もっと人生楽しめよ!」

無理です。あたしは真奈じゃないから。

「っていうか今日、テストなかったけ?」

え・・えぇぇぇぇぇぇぇぇ!

「聞いてないんですけど・・・」

「はぁ!?昨日先生言ってたじゃん。やっぱ志星は忘れやすいたちだなぁ~」

どっどうしよぉーーーー!!

なんも予習してないし!!

もぅ赤点確定・・・

「まぁ元気だせって!テストぐらいで落ち込むな!」

「テストぐらいって・・・。真奈は頭がいいからそんなこと言えるんでしょ!!」

「ヤッバッ!もぅ授業始まっちゃう!急げ!」

真奈はあたしの言うことを無視して校舎に向かって

走り出した。

その後を追ってあたしも走り出した。