あたしは思い切って後ろを振り返った。

「え・・?晴輝・・?」

「急に大声だすからこっちがびびったわ」

「・・あ・・ゴメン」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

沈黙ー。

っていうかこの展開は何!?

この沈黙を破らなくてわ!

あたしはその一心で晴輝に話しかけた。

「晴輝・・こんな時間まで何してたの・・?」

「えっ・・それは・・まぁお前待ってたんだよ」

「・・はぃ?」

そんなバカな話あるわけないじゃん。

まぁ聞くしかないか・・。

「なんで?・・待ってたの?」

「え?あぁ・・安藤が5・6時間目の分の教科、ノートにとっておいたからお前に渡しとけって・・」