「ごめん・・・。付き合えない」

「・・・」

その女の子はその場で泣き出した。

晴輝は申し訳なさそうな顔をして歩き出した。

その横にいた立花美香は女の子に駆け寄り・・・

「あんたみたいな女子は晴輝に合わないのよ。晴輝に合う人なんてあたししかいないんだから、ふふ」

と言って晴輝の横へ。

あたしも行かなきゃ。

あたしもついていった。

晴輝はこの学校の半分以上に告られていた。

それでも晴輝は断っていた。

あとは・・あたしと立花美香だけ・・。

「晴輝!」

あたしは大声を出して晴輝の元へ駆け出した。

そしてすべてを話そうとしたとき・・。

「晴輝、あたしと付き合って?」