「あの内容は本当なのか?」

 「僕が美羽と付き合っているのは事実です。」

 「そうか...。高村。
  怪しいと思う人物はいるか?」

 「え...。」

  
  香織と美羽先輩です。

  そう言おうとしたけど言えない。

 「いるのか?高村。」

 「いえ。いません。」

 「わかった。また話を聞くから
  今日はいいぞ。」

 「失礼しました。」

 
  私たちが職員室から出ると、
  そこには美羽先輩がいた。