幸は、小学校から、この学園に通っている。
だから、高校からの私と違って、友人も多いし、情報も持っている。
幸に「冬哉先輩と智恵子先輩って、つき合って長いの?」と聞くと「冬哉先輩が、中2で智恵子先輩が中1の時からだから、4年近くなるんじゃない?」と言う。
「長いね~。飽きないのかな。」と言うと「お互いに、飽きてるヒマないんじゃない?」と幸が言った。
「どうして?」と聞くと「冬哉先輩は、美和だってモテルって知ってるでしょ?」と言う。
「うん。」と答えると「だから、智恵子先輩は、ウカウカしてられないじゃん。」
「それにね、美和は知らないかもだけど、智恵子先輩だって、モテルんだよ。」
「冬哉先輩だって、ウカウカしてられないわけ。だから、飽きてる場合じゃないと思うよ。」と幸は言った。
冬哉先輩が、智恵子先輩から離れないのは、幸が言った事もあったけれど、それ以外にもあると知るのは、だいぶ後の事だった。
だから、高校からの私と違って、友人も多いし、情報も持っている。
幸に「冬哉先輩と智恵子先輩って、つき合って長いの?」と聞くと「冬哉先輩が、中2で智恵子先輩が中1の時からだから、4年近くなるんじゃない?」と言う。
「長いね~。飽きないのかな。」と言うと「お互いに、飽きてるヒマないんじゃない?」と幸が言った。
「どうして?」と聞くと「冬哉先輩は、美和だってモテルって知ってるでしょ?」と言う。
「うん。」と答えると「だから、智恵子先輩は、ウカウカしてられないじゃん。」
「それにね、美和は知らないかもだけど、智恵子先輩だって、モテルんだよ。」
「冬哉先輩だって、ウカウカしてられないわけ。だから、飽きてる場合じゃないと思うよ。」と幸は言った。
冬哉先輩が、智恵子先輩から離れないのは、幸が言った事もあったけれど、それ以外にもあると知るのは、だいぶ後の事だった。