全てが、僕の物なら。

そう思ったりした。

退場し終わり、
唯に会いに行った。

「おめでとう」

「ありがとう。
…真が私の初恋で
良かった」

「…あ、靴ひもが」

俺は紐を結ぶフリをして、泣いていた。

「それじゃ、さよなら」

俺は式場をでた。

そして決心した。