『え?もしもし。』
…ヘ?
なんで…?
聞こえるのは
男の人の声だった。
「え?あれ?
那菜じゃない。」
どういうこと?
確かに那菜に電話した
はずなのに…。
『はい?』
やっぱり、何度聞いても
男の人の声だ。
でも、どこかで聞いた
ことのあるような
聞き慣れた声な気がした。
私は、画面を確認した。
0X0-XXXX-☓☓09
番号が違うっ!!!
ナナの番号は、
最後の四桁が"☓☓86"だ。
焦った私は最後の二桁だけ
一段下の数字を押していたのだ。
やばい…知らない人だ!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…