一方的に話続ける俺に彼女は目をまっすぐみて
うなずきながら。

そして、たまに笑いながら聞いてくれた。


入学式が終わってそれぞれの教室に行き
そこで解散となった。


同じクラスに彼女はいた。

「じゃあ、また月曜日」

そう言って彼女は俺に手をふって教室を出た。


これが俺たちの出会いになった。
それから俺はちょっとずつ大学にも慣れていって
友達もできてきたしサークルにも入って

毎日大変だけど充実した日々を送っていた。


それからも彼女とは友達も含めて飲みに行ったり
2人で遊んだりしていた。


付き合ってはいなかったけど2人の間で日課になった
電話とメールのやり取り。

どちらからともなく始まるメール。
暇さえあればお互いにかける電話。


周りからは「そんなに毎日話すことあるの~?」
なんて言われてた。