☆side 龍司☆

何時からか、俺はぼーっと…
窓の外を見る癖が付いていた。

「龍司!
…なにしてんだ?
行くぞ〜…?」
親友の雅貴。
小中高同じで、腐れ縁って奴。
「おー…。」

俺が最近気がつくとみているのが、
隣のクラスの橋立ゆのはって女子。
べつに、女子が大好きとかそういうのじゃなくて、
それどころか、女子は苦手だった。
でも、橋立は…なんか違う…。

「龍司!早くしろよ!!」
「…!ごめん!!」