高校三年の夏休みと言えば卒業後の進路希望はすでに固まっている時期である
小夜も担任や進路指導の先生から、県内の有名大学への進学を勧められていた
あともう一頑張りをすれば充分合格出来ると後押しされていたが、何か納得できない部分を感じていた
「由美子さん…卒業したらどうするの?
やっぱり大学?」
小夜達の通う高校は進学校であり、進学率は9割を越え殆どか大学へ進む
マスターの作った白玉かき氷を食べながら由美子は当然のように答えた
「えっ?私?
私は大学行かないよ
世界中を旅するの!
筆を持って世界中の文字を学んでくるの!
中国の奥地とか地球の裏側とか…
きっと知らない事ばかりだよ」
小夜も担任や進路指導の先生から、県内の有名大学への進学を勧められていた
あともう一頑張りをすれば充分合格出来ると後押しされていたが、何か納得できない部分を感じていた
「由美子さん…卒業したらどうするの?
やっぱり大学?」
小夜達の通う高校は進学校であり、進学率は9割を越え殆どか大学へ進む
マスターの作った白玉かき氷を食べながら由美子は当然のように答えた
「えっ?私?
私は大学行かないよ
世界中を旅するの!
筆を持って世界中の文字を学んでくるの!
中国の奥地とか地球の裏側とか…
きっと知らない事ばかりだよ」