その日、朝一で訪れた来客を入り口まで見送った帰りだった
着いたエレベーターに乗ろうとしたところでデカイ塊が勢いよく飛び出してきた
…こんなデカイのアイツしかいない
危ねえ…ぶつかったら吹っ飛ぶぞ…前を見ろ!…前を!
ん?バッグなんか持って…
「平野?早退か?」
小夜は顔も上げず、何も答えずに走って行ってしまった
「あっ!おいっ!」
柏木の声も聞こえていなかった
…何なんだ?具合悪いんじゃないのか?
今、すれ違った友人の事が気になった
昼休みの食堂に柏木はいた
柏木の周りでも他のテーブルでも同じ話題でもちきりだ
「おい!聞いたか?
こないだの情報漏洩の犯人!
営業のあのデブ女だって!!」
着いたエレベーターに乗ろうとしたところでデカイ塊が勢いよく飛び出してきた
…こんなデカイのアイツしかいない
危ねえ…ぶつかったら吹っ飛ぶぞ…前を見ろ!…前を!
ん?バッグなんか持って…
「平野?早退か?」
小夜は顔も上げず、何も答えずに走って行ってしまった
「あっ!おいっ!」
柏木の声も聞こえていなかった
…何なんだ?具合悪いんじゃないのか?
今、すれ違った友人の事が気になった
昼休みの食堂に柏木はいた
柏木の周りでも他のテーブルでも同じ話題でもちきりだ
「おい!聞いたか?
こないだの情報漏洩の犯人!
営業のあのデブ女だって!!」