部屋に入り、先にシャワーへと向かった

小夜の怪獣は暴れていたが体の不快感には負けた

濡れたままの髪で朝食の準備をしようと、キッチンにいると部屋のチャイムが鳴った

…誰?朝から…
ウチ…牛乳なんて取ってないし…

ドアの向こうにはコンビニ袋をぶら下げた柏木がいた

「ほらっ食え」

大きく膨らんだ袋を二つとも小夜に渡した

「会社に送ってやるから20分で降りて来い」

そう言い残して背中を向けた

…うっわ~い!
新作のキムチ納豆おにぎりだあ~
チョコめろん牛乳もある~!

食事と身支度を10分ずつで終わらせて柏木の車に乗り込んだ