「え…」

「優子のこと幼い頃から好きだったんだ。これから覚悟しとけよ」


ドアが閉まり、遠ざかる車の後ろ姿に優子はなにもいえず、ただ呆然とその場に突っ立っていた。

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「おはようございます!」

「おはよー優子ちゃん」

優子はバイトを2つ掛け持ちしている。一つはコンビニの店員と、もう一つは家庭教師のバイトである。
家庭教師は時給がいいことと、人に教えるのが好きだからだが、コンビニは本当になんとなくで選んだ。



今日は、コンビニのバイトの方で、いつものように従業員用の更衣室に入り、着替えようとカーテンをしめた。因みにここの更衣室はドアや壁などはなく、四方八方カーテンで仕切られている。

優子は服を順番に脱いでいき、下着姿になった時に、カーテンが突然あいて、金髪の青年が入ってきた。



「え?」

「うわっ、すいま…ブフッ」

金髪男子は下着姿の少女をみるなり、興奮の余り鼻血を出して倒れた。

悲鳴をあげる優子だが、仰向けになっている青年を介抱しようとティッシュを持って近寄る。


「だ…大丈夫ですか…?」

「ん、すいま…っ!服、きてく…ブフッ」


青年は再び優子の体を見るなり仰向けに倒れた。