たどり着いた先は

憂のアパート


「憂!憂!

 私を助けて~~~!」


麗華は泣きながら玄関のドアを叩く。


「麗華!?

 どぉしたんだよ。

 なんかグチャグチャだぞ…。」


「うちが…うちが…

 ヒック…ヒック…

 取られちゃったの…。」


「はぁ?

 何言ってんだ?

 麗華頭打ったかぁ~?

 元からか!(笑)」


憂は全く相手にしなかった。


「本当なんだから!

 テレビ見て!!」


そう言い麗華は憂をテレビに誘導した。


「・・・・・。

 マジか。。。

 麗華の親父さんも影響受けたって訳?」


「そうなの…。

 今日からホームレスになっちゃったみたいで、

 麗華そんなの絶対嫌ぁ~。

 だから泊めて!!」


憂に泣きついた。