次の日、山本は雑誌‘トントン’を大学に持参した。

だが、麗華の姿はなかった為

クラスメイトと一緒になって

麗華の姿を雑誌の中から探した。

クラス総出で探したものの麗華の姿は確定しなかった。


「もしかしてこれじゃない?

 髪型こんな感じだし…。」


「えぇ~?

 こっちでしょ。

 スタイルこんなんじゃん。」


勝手な憶測が飛び交った。


3日後、麗華は大学にやって来た。

山本はすかさず雑誌‘トントン’を麗華の元に持って行った。

麗華のモデル話でクラス中がもちきりだった。


「みんなで探したんだけど、

 いまいちわかんなくって…

 麗華さんどれ?」


山本は聞いた。

自然とクラスのみんなが麗華の周りに集まってきた。


「皆さん、落ち着いて!

 Calm Down!」


そう言い、麗華は雑誌を手に取った。

パラパラとページを捲る。


「これよ。」


麗華は得意気に雑誌を指差した。


「どれどれ?!

 私にも見せて~!」


後ろの方からみんなが顔を覗かせ叫んでいる。


麗華の指差した写真を見て

山本は呆気に取られた。。。