「モデルとか凄いよねぇ~。

 私モデルの知り合いとかいないから、

 かなり自慢!!

 で、麗華さんって何の雑誌でモデルやってんの?」


「自慢ってそんなぁ~。

 大した事ないのよ。
 
 言われたままに写真写るだけだし、

 頑張ったりしなくてもそのままの私が必要とされてるわけだから。

 雑誌は色々載ってるわよ。

 見たことない?

 雑誌‘トントン’とか、‘ルンルン’とか…」


麗華の自慢話は続いた・・・


「えぇ~!!

 凄いじゃん!

 めっちゃ有名なのばっか~。

 今日から麗華様って呼ばせていただきたいくらいだわ。」


山本は本気で驚いた。

あの有名な雑誌のモデルをしていたなんて…

なかなか侮れないと思った。


だが、トントンは山本の愛読書

大学に入ってからお世話になっているが

麗華の姿は見かけたことがない。

今まで気にしていなかったせいだろう、と思った。


早速山本は友達に自慢した。

家に帰って麗華の姿探しをすることにした。


1ページ…

59ページ…

127ページ…

354ページ…


思ったよりページはどんどん捲られていった。。。

いないじゃん!!

山本は一つも麗華の姿を見つけることが出来なかった。

山本は我が目を疑った

・・・・・・。


プロのメイクって

そんなに凄いの?!