そこにはどんよりとした顔の

麗華が座っていた。


「先輩!!!!?」


クラスメイトの一人が叫んだ。


「そうよ…。

 私また留年。

 皆さん宜しくね

 ホホホ。。。」


明らかに元気がない。

自信満々の去年の麗華はどこに脱ぎ捨ててきたのか

こんなに落ち込むなんて、

誰一人として想像していなかった。


空気をも濁らせるパワー・・・

里美はさすがだと感心した。

って、感心している場合じゃない。

相手は天下の麗華様だ。

怒らせたら何処から魔の手がやって来るかわからない。

とりあえず、素直に


「うるさい雄叫び…

 すみませんでした。」


誤っといた。


「おぉ。よいよい。

 そなたは気にするなかれ…。」


って何人かい!!

麗華様から麗華殿へ・・・んっ?

格上げされてんのかよ!!!

アハハァ~

まじ、うけるんだけど♪

この人、突っ込み所多すぎぃ~♪

こりゃ、話しかけるしかないでしょ!!