「新井、思ったより早かったな。」


「はぁ?状況を説明しろってんだよ。聞こえねぇのか?」


「僕に命令するな!!君さえいなければよかったのに。全部君のせいだ。」


「意味わかんねぇし。何で俺の女にてぇだしてんだよ。聡美は関係ねぇだろ。」



慎重にいかなきゃかなりまずい。



「君さえ居なければ、僕は次の大会先発だったんだ!君は僕のお父さんにどんな手を使ったんだ。」


「お父さん?お前監督の息子か?ははっ、なるほどね。俺は何もしてねぇよ。実力だよ、実力☆」


「君なんか壊れてしまえばいい。君から一番大事なものを奪ってやる。」


「だから聡美に…バカみたいだ。」


「君ぃ!中原がどうなってもいいのか?」


「てめぇは聡美には手を出せねぇよ。柚宇!!」



キィン―



その時ナイフが宙を舞った。