「竜也ぁ!心配したよぉ!」



目を開けると目の前にはユニホーム姿の聡美。



「…聡美?」



「え?大丈夫?頭打っておかしくなっちゃった!?」



頭を打った?俺が?




俺は…そうだ!!



大会の最中に壁とぶつかって、それからの記憶がない。



そんな事より、試合だ!


「試合は?」



聡美に聞いてみた。




「見事優勝♪」



「そっか。よかった。」



「なによ!もっと喜びなさいよぉ!」



「ははは。ごめん。安心した。」