俺は決めた。



「監督!俺、甲子園に監督を連れて行きます!一年でレギュラーをとって、絶対甲子園に行きます!だから、それまで待っていてください。」



「ありがとう。私は君を信じています。だから君は君の仲間を信じて頑張りなさい。心の通った野球をしなさい。」



暖かい言葉に目頭が熱くなる。



「ったくバカども。大地をいじめるなどけしからん。心が通じるわけなど無かろうに。」




監督は知っていたんだ。



俺がいじめを受けていたことを。



監督にはかなわないな。




こうして俺は信じる心を取り戻した。



そして、甲子園を決意したんだ。