貴方の中に

貴方の瞳に映っていたいから。

永遠がなくても、貴方の瞳の中に、住んでいたいから。

願いが叶わなくても・・・

貴方が怖がらないで済むために、あなたが迷って泣くことがないように、私は貴方の鏡になるから。


貴方はここ、って、映し続けてあげたいから。


ね・・・だから貴方の瞳に私を・・・。


そんな私の強い想いばかりをぶつけていた夢。

貴方はとっくにいなくなっていることをわかっていながらも、私のほうが泣きながらそ
んなことを願い続けていたの。


夢だと知りながら、切ない貴方の瞳に映りたいだけ・・・。


愛してる。

その一言が現実で言えないくせに、貴方の鏡の瞳に映りたくて・・・


ただそれだけのために・・・

ねぇ、いつか応えてくれるよね?

待ってる・・・。

夢の中で再び薄れてゆく意識の中で、また深い眠りへと落ちていった。