「はじめ!」


全身で集中する。


コイツしか、頭に入れずに…。


技をかけようと思っても阻止される。


何でなん!?


うちの技が通用しいひんって…。


その時。


「もらった」


真木はそう言って、
うちを背負い投げた。


「きゃあ!?」


思わず声をあげる。


うちは瞬く間に倒れた。


…また、負けた。