うちは立ち上がって七美の所へ行った。


「ゆうちん…」


「七美、さっきのメールってほんま?」


七美がうつむく。


なぁ、お願いやし嘘って言うて……


「……うん。」


七美がそう言った瞬間、
目の前が真っ暗になった。


今まで側におったのに……


遠くに行くなんて、信じられへん。