「行くぞ。」

「・・・はっ!?」

周りに人がいないことを確認すると、振り向いた。

いっ行くぞって・・・どこ!?

もしかして・・・

またよからぬことが頭の中を横切る。

―――ビクッ

いきなり腕をつかまれた。

思わず目をつぶる。

「何、期待してんの?」

そういってニヤっと意地悪そうに笑う。

「きっ期待って・・・っ!!!!」

「ま、いいや。帰るぞ。」