「少し中庭でお話がしたいのですが・・。」

いかにも申し訳なさそうにあたしを見る。

まって。

何これ?

何でこんなに朝と違うの!?

朝は・・・自己中だったじゃん!!

王子サマは王子サマでも・・・ワがまま王子だよッ!!!!!!!!

一人で勝手に熱くなり、息をきらせる。

「ちょっとちょっとちょっと~っ!!未来、早く返事しないと・・っ!!」

そういう花音の目はピンク色。

ワがまま王子少しの笑顔だけでは女の子を虜にしてしまう。

「えっ・・・・ぃゃ・・・その・・・・。」

なんていっていいかわからない。

てゆうか、中庭に来てもらえませんか・・って・・なんで!?

もしかして・・・

よからぬ事が頭の中を横切る。

サァーと汗が引く背中。