「ひっでぇ~。俺、女の子に嫌われたことないんだけど~。」

頭をさすりながらまたゆっくり顔をあげる。

たしかにあなたみたいなイケメン君は普通の女の子には好かれると思うけど・・・

あたしは絶対に無理ッ!!!!!!

自然と口角がぴくぴくと動く。

「でさ~、ちょっと聞きたい事が――――

自然と慣れた手つきであたしの頬を触る。

さっ触ってるッ

無理。

体が拒否反応をおこす。

もう一度殴るまであと1秒のところだった―――・・