初めて君と会った時から目を奪われた。
あまりに唐突で悲惨な気持ち・・・。
それこそが「恋」なんだと私は初めて知った。

あなたの声がするたび、あなたの香りがするたび。

あなたのふとした仕草さえ目がクギずけになってしまう。

そう。

私はあなたに一目ぼれした。
あなたの好きなものや好きなこと一緒にたくさん語り合ったよね?

その時間さえ今では私を苦しめるの・・・。
あなたに告白するためにかけた電話であなたの好きな人を知ってしまった―。

泣いているのがばれないようにすぐに電話を切った。

メールで自分の気持ちを伝えた。

もちろん最後には『あきらめる、あなたの恋を応援してるっ』て
書いたよ。

そのメールを見て好きな人に嘘をつく苦しみを味わった。

あなたを好きにならなきゃよかった・・・。






どうしてあなたとその人は出会ってしまったんでしょうね・・・。
でもあなたとその人が出会ったのも何かの運命なんです。
人は運命がつながりあい出会います。
あなたはその人と出会い苦しい思いもたくさんしました。
しかし得るものもあったはずです。
人を愛する気持ち、憎む気持ち、恋しい気持ち。
それはすべてあなたがその人にであった運命の糸です。
だからけしてあなたがその人に出会ったことも過ごした時間もすべて無駄ではないのです。
そういう運命なのです。
だからその苦しみも憎しみも誇らしいものなのです。