11時半を回り、
 流石に眠くなってきた。
 今日は色々あったからなぁ。
 ベットにもぐりこみ毛布をかぶる。
 ・・・と、扉がノックされた。

「なに?」

『入っていい?』

「・・・いいけど」

 扉をあけ龍人が入ってくる。

「んで、何?」

「あの・・・さ
 失礼なんだけど、翔ってホントに男?」

「はぁ?!」

「あ、いや、あのだって・・・・」

 龍人の目が泳ぐ。
 あれ?龍人って峩王高でも、結構上の人だよね?

「・・・女っぽいとこ、いっぱいあるし
 なんつーの?・・・その・・・
 ホンット失礼なんだけど、どーしても、
 ・・・可愛いなって・・・思うんだ・・・・」

 あ、また私パニくってる。
 何もしゃべるな私!!

 の、願いむなしく


「・・・何もしゃべるなぁー!!」

 と、思っていることを口に出す始末。
 しかもなんか龍人に言ったみたいじゃん!

「あ・・うん。だよな。
 おまえが女なわけないよな、うん。
 ・・・・・・・でも」

 そう言って私の頬に手を当てる。

「でも、ホントに可愛いんだ・・・・よっ?!」

「きか・・れても・・・困・・・る・・・」

 もう無理だった。
 頑張って我慢して我慢して下も向いてたのに。


 眠かった。


 初日の疲れが出たのだろう。
 焦っている龍人の声を聴きながら龍人の方に倒れ


 



 爆睡






 した。