「じゃ…じゃあね」

「おう」

手を振り別れマンションに入ろうとした時だった。

「あっ!!榎本。今度から2人で話すときは『柊』じゃなくて『隼人』って呼べよ!」

私は榎本のほうを向き

「いいけど…なんで?」

「何でもだよ!」

「わかった!じゃあ私のことも友美って呼んでよ」

「……わかった。約束だからな」

そう言って柊…いや隼人の後ろ姿を見えなくなるまで見ていた。