「私が小さい頃に離婚したのは知ってるでしょ?」 「あぁ」 「それでね…1年前にお母さんが男の人を紹介して来たの。そのときは、仕事の同僚と位にしか思ってなかったんだけど…今日、またその人が来てお母さんと結婚するって言い出したの。しかも、お母さんのおなかには子供がいるんだって…」 泣きそうになるのをこらえて私は話した。 そんな私の話を柊は何も言わずただ聞いてくれた。