「今日は、総体も
近いから、自分のパートに
集中してください!」
キャプテンの指示。
私は、幅跳びで
ベストと同じぐらいは
跳べるんだけど、そこからが
なかなか伸びなくて、悩んでいた。
「あず、焦ってる。」
梨乃が話しかけてきた。
梨乃は最近ハードルで
結構いい記録を出せているみたい。
「そ、そーかな?」
焦らないって決めたのに。
私は、私らしくって。
気持ちよくって、思ってたのに。
「悩んでるんでしょ?」
梨乃に、隠せることなんて
1つもない。
お見通しなんだね。
まだ、2年生だけど、進路のことで
すごく悩んでいる私。
「高校の事でしょ?
そんなに焦らなくても…」
梨乃はそういった。
私も、始めはそう思ってたんだけど、
時間って経つのが早いよ。
「でも…」
「じゃあ、ちゃんと流依に
話したら?
スッキリするかもよ。」
私を心配してくれる梨乃。
ありがとう。
だけど、これ以上、流依に
不安な思いはさせたくない。
それが、優しさだと思っていた
14歳の頃の私。
近いから、自分のパートに
集中してください!」
キャプテンの指示。
私は、幅跳びで
ベストと同じぐらいは
跳べるんだけど、そこからが
なかなか伸びなくて、悩んでいた。
「あず、焦ってる。」
梨乃が話しかけてきた。
梨乃は最近ハードルで
結構いい記録を出せているみたい。
「そ、そーかな?」
焦らないって決めたのに。
私は、私らしくって。
気持ちよくって、思ってたのに。
「悩んでるんでしょ?」
梨乃に、隠せることなんて
1つもない。
お見通しなんだね。
まだ、2年生だけど、進路のことで
すごく悩んでいる私。
「高校の事でしょ?
そんなに焦らなくても…」
梨乃はそういった。
私も、始めはそう思ってたんだけど、
時間って経つのが早いよ。
「でも…」
「じゃあ、ちゃんと流依に
話したら?
スッキリするかもよ。」
私を心配してくれる梨乃。
ありがとう。
だけど、これ以上、流依に
不安な思いはさせたくない。
それが、優しさだと思っていた
14歳の頃の私。