それから、毎日
一緒に帰った。
クラスでは雄大と梨乃と
私と流依の4人で
いることが多くなった。
今でも流依は人気みたいだけど…。

「今度、遊びにいこかぁ」

流依はわざと私から目線を
外して、外を見ながら言う。

「フッ。いいよ!
 私も行きたいし」

照れてる流依が
おかしくて。

「おぃ!今、笑ったろ?」

私の頭をグシャグシャしてくる
流依。

「笑ってないよー」

そんな私達を
雄大と梨乃が笑う。

「また、じゃれあっとるで」
「本当に仲良しだねー」

季節は春から夏に変わろうとしていて
太陽がまぶしく照りつけ
暑くなってきた。